2010年1月アーカイブ

樹木の大切さ

生きた木は木陰を作り、風よけとなり、種によっては食糧を供給し、心に潤いを与えるので、人家周辺に木を植える事は世界に広くおこなわれる。地域によってその有り様は様々である。特に大きな樹木を神聖視して、これを祭り崇めることを巨木信仰という。天に届く木や、世界を支える木に関する神話伝説があちこちに見られる。


単独の樹木ではなく、森林、あるいはそれを置く山を信仰の対象とする場合もある。日本では神社には鎮守の森があり、さらに神木がまつられることもある。 木にかかわる神話伝説の類いには以下の様なものがある。
世界樹 - 生命の樹 - 知恵の樹



潤いと木陰を求めて樹木を栽培することもよく行なわれる。町の中に植栽されたものを街路樹、特に道路ぞいに植えられたものを並木、庭の仕切りとするものを生垣、家を覆うように作られるのが屋敷林といったふうに、様々な呼び名がある。
木は製材され、木材となり、建築材や家具、さまざまな道具の材料として利用される。材木の供給を求めての人工林も作られる。内装に無垢材を使用した家はシックハウス症候群対策に再び見直されはじめた。また、木の香りにはリラックス効果が認められている。
また、人類の歴史のはじめから、燃料としても利用されてきた。木を蒸し焼きにして炭化することで、燃料としての有用性を高めたのが炭(木炭)である。
現代社会では、紙の原料としての用途も重要である。

植物の美しさ

一般に花は美しいものと見なされる。一般の認識での花とは、花びらが大きく発達し、そこに葉とは異なるさまざまな色を見せる。このような目立つ姿であるわけは、花が鳥や昆虫など、移動能力の大きい動物の目を引くためであると考えられる。その目的は花粉媒介をしてもらうことである。それらの動物にとっては、花は花粉や蜜などの餌を手に入れる場であるが、これも、花粉媒介の成功に対する報酬として植物が提出しているものと見なせる。香りがあるのも、同様な理由である。人間にとってそれが魅力的であるのは、われわれヒトも同じく地上の生物の1つであるため、視覚や判断に鳥などと共通する点があるためであろう。


また、花そのものではなく、花の周囲の構造が目を引く姿になる例もある。ミズバショウなどのサトイモ科では苞が大きく発達して地味な花穂を飾る(仏炎苞)。同様に苞が派手になる例はブーゲンビリアやポインセチアが有名である。マタタビでは、花の咲く枝の葉の一部が白くなるが、これも外から見たときに目立つ効果があるものと考えられる。


なお、花粉媒介にそのような動物を必要としない風媒花などでは、花は緑色であったり、花弁を発達させていなかったりと、目立たない姿の場合が多く、一般の目には花が咲いていないと見なされる場合もある。必要ないものは発達させない方がエネルギーの損失がなくて良いから、理にかなっている。

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